なぜコミュニティが重要なのか?
コミュニティというのは、直訳すると「共同体」です。過疎化が進みそれまで機能していた「地域のコミュニティ」がだんだん損なわれてしまい、その地域での生活の維持が難しくなってきているといったニュースをTVなどでこのところ良く見られていると思います。
それでは、マンションという生活の場にはどのような特徴あるのでしょうか?個別の戸建て住宅ではなく、そこに居住する住民(区分所有者等)が共有部分を含めた一つの建物(集合住宅)に集まって生活していることです。
それぞれの個人的な自由・プライバシーを確保しつつ、共同体としての一定のルールの下で、それぞれが思いやりと寛容の心を持って、周りを認めつつ互いに助け合い、物理的な「建物」としての各部屋と共同の生活空間として共有部分の使用・管理という共同作業・共同生活を継続して行っているわけです。
そこで、マンションにおける「良好なコミュニティ」のポイントの一つは、日頃からの居住者同士の交流・意思疎通が活発であるだけでなく、個々の各部屋はもちろん、共有部分の維持管理を含めた共同で行う活動やそのための話し合い(各種委員会・理事会・総会等)が滞りなくスムーズに行われていることが重要になってきます。
「資産価値の維持」という共通の目的意識・認識をもって活動するのと、そうでない場合とは当然ですがその「資産価値の維持」という結果は大きく異なってくるのです。