何をどう変えていくのか?
一番に考えなければならないことはマンションに住む住民の意識を変えること!
というか、新築時期からの経過時間を居住者の皆さんに再認識してもらうこと。
言い換えれば、住民全員でマンションの高齢化に「どう対応するか?」を考えてもらうことです。
当然ですが、マンション付属設備や建物も経年劣化が進んでいます。
もちろん、大規模修繕工事や毎年の建物メンテナンスによってある程度は予防もできていることでしょう。
それぞれのマンションにおける建年劣化とメンテナンスの程度を住人がキチンと認識する事が大切です。
これを基に建物のどこをどう云う風にメンテナンスするのか?手を入れていくのか?何を新しくして経年劣化に対抗していくのか?
出来るだけ多くの住民の認識を共有化しなければなりません。
具体的にはどうゆうことをやっていくのか?
マンション建物の経年劣化やメンテナンス状況を総会・臨時総会等で居住者へちゃんと伝え、理事会で話あった方向性を承認してもらうこと。
マンションの高齢化とは、建物だけでなく住民の高齢化でもあります。
このことを含め、じっくり時間をかけ急がず、できるだけ多くの住民さんの意識を共通化させるべきです。
キチンと話し合うことはそのマンションの資産価値を高め・維持するために最低限必要なステップです。
その壱・その弐でお話ししたようにいろいろな知識や・時間を多く持っていらっしゃる住人さんも居られるでしょうから、ぜひとも活躍してもらいましょう。
大規模修繕工事との兼ね合い
具体的なマンションの耐用年数は、その戸数や規模等によりそれぞれ異なります。
50年から80年というところでしょう。
大規模修繕工事(10~20年毎)が3回から4回済んでいるなら実施した工事内容についても良くご存じのはずです。
実施した記録も残っているはずですから、理事会ではそのことも判断材料・確認事項として十分に把握しておきましょう。
もしかしたら建て替えも視野に入れる必要があります。※これについてはまた別の機会に記載させていただきます。
色々考えなければならないことも多いですが、避けて通ることはできませんので役員の方、今後役員になられる方も意識しておきましょう。