「担当者や管理員さんが真面目に真摯に業務に取組む為のキーポイントは?」
前回は管理会社の担当者と管理員さんを上手に活用していますか?というお話でしたが、今回は前回のお話をいま一歩深くして「担当者や管理員さんが真面目に真摯に業務に取組む為には何がどのように関係しているのか?」について大変重要な部分をお話します。
まずは担当者についてです。
前にも言いましたが、委託した管理業務の実施について理事会側がきちんとチェックしているか?これを管理会社に任せっぱなしにしているところと、そうでないところでは担当者の対応に大きな差が出ます。
チェクしている組合に対しては「常に勉強してマンションの維持管理について真剣にならなければ!」と考えます。逆にチェックされていない(任せっぱなし)の場合には・・・。当然ですがあまり真剣にはなりません。したがって前者とはその取り組み方に大きな差が出てきます。
担当者も人間ですから、自分の管理担当組合の優先順位をつけて仕事をする(基本原則は平等ですが)のは当然だとは思われませんか?
この業務管理に取組む対応の差が起こる原因(理由)の多くは「理事会役員の組合運営への取り組み方」の差であるのです。もちろんどちらにもその責任はありますが、責任割合は程度の差はあれ役員側にあるのではないでしょうか?
やや厳しいことを申しますが、「役員の一人ひとりが任期中に真剣に役割を果たす努力をしているのかどうか?」にかかってきます。「1年(2年)の任期中特に問題もなく時間が経過すればお役御免になる・・・。」と考えるのであれば、理事会や総会への出席・発言度合い等が考えに比例して「事なかれ主義」になってしまいかねませんよね。
マンションに居住する期間のうち、役員としての任期はさほど多くの時間を占めない場合がほとんどではありませんか?(もちろん戸数の少ない場合はその頻度は上がりますが・・・)であるならば、役員の任期中はある程度真剣に真面目にその役目を果たされても悪いことはないと思いますがいかがでしょうか?
「仕事もあるし、早々時間も取れないよ!!」・・・、であるならここで私達「マンション管理士」の出番です。
お忙しい役員の皆様に変わって「管理会社」のチェックを行い、適正なマンションの維持管理を推進することが我々「マンション管理士」の仕事なのですから!
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