管理組合の主権者は管理組合員である「区分所有者」です。
本来は、マンションの各部屋の所有者(組合員)が理事会・総会への参加資格があり、意見を述べることができるのですが、賃貸化率が上がってしまう(組合員としての居住者が少ない場合)と、意見を述べるべき組合員の参加が少なくなり、総会に必要な出席組合員の定数そのものが不足してしまいかねません。
実際に居住している住民(賃貸入居者)としての意見を反映する必要があるのかもしれませんね。(今の所法的には規定がありませんので、資格がありませんけれど・・・)
もちろん、議題を判りやすく説明・提案して組合員から定数を満たす委任状を回収しておけば良いのですが・・・・。住んでもいないわけですから、果たして現状や問題を正しく認識できているかどうか、疑問ですよね!?
現実の問題への対応も現に居住する住民(賃貸居住者)の要望や意見を認識することが難しく、現実に即した対応ができなくなってしまえば、仮に賃貸に出すにしても魅力の少ない物件になりかねませんよね?
そんなことは管理会社に負けせておけば良い!
果たして本当にそれで、マンションの資産価値を守れますでしょうか?
目先のしなくてもよい修繕工事ばかり実施して、毎年の管理費は上がるばかりで下がらない状況に陥っていませんか?資産の維持管理に不可欠な大規模修繕工事の実施や、10年後・20年後の維持管理については知らん顔。
これでは管理費ばかりが上昇していき、維持管理に必要な修繕積立金の上積みはなされずに大規模修繕工事の実施もできずに、マンションの資産価値はどんどん下がっていきかねません。
管理会社に任せっぱなしにすれば、管理会社は自分たちの都合の良いようにしてしまいかねません。もちろん良心的な会社もないとはいいませんが・・・。
一度真剣に考えてみては如何でしょうか?
「よく解らない!」と思われた理事・理事長さんは、マンション管理士に相談して見られては如何でしょうか!?